ママ薬剤師の働き方

【薬剤師13年の本音】ママ薬剤師は在宅ワークが可能?自宅で働ける仕事内容は何?

薬剤師として薬局で働き初めて13年になりますが、私をいまだに1番悩ませているのが子供の発熱による急なお休みです。

先月も我が家の小学生と保育園生の子供たちがそれぞれインフルエンザになり、5日ずつ出席停止になりました。

出張があり仕事を休めない夫の代わりに私がお休みを頂くことになりましたが、トータルで10日間ものお休みになり、職場の皆さんには本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

私は家で子供達を看病しながら、ママ薬剤師でも在宅ワークができたら、こんな風に申し訳ない思いを抱えながら働かなくてもいいんじゃないかとモヤモヤしていましたよ。

この記事では、

  • ママ薬剤師は在宅ワークが可能なのか
  • ママ薬剤師が自宅で働ける仕事内容

をご紹介します。

私も子供の急病でお休みもらう度に、在宅ワークに切り替えようか悩んで一歩踏み出せずにいます。

まだまだ薬剤師業界はリモートワーク進んでいないので、本当に在宅ワーク探すのが大変なんですよね。在宅ワークで悩むママ薬剤師さんの参考になれば嬉しいです。

ママ薬剤師でも在宅ワークできるのか?

結論から言うと、ママ薬剤師でも在宅ワークをすることができます

薬剤師として働くには基本的に薬局や病院へ出勤する必要がありますが、実は、薬剤師という資格を生かした在宅ワークも存在しています。

私自身も周りの友人に話を聞いたり、求人を調べたりするまでは、薬剤師の在宅ワークが存在していることを知りませんでした。

薬局で働かないといけないという固定観念にがんじがらめになっていたんですよね。

実際に、ママ薬剤師が働ける在宅ワークをご紹介していきます。

在宅ワーク1:メディカルライター

メディカルライターって聞きなれない職業ですよね。私も、最初に聞いた時にメディカルライターが何をする職業なのかわかりませんでした。

メディカルライターというのは、臨床試験の企画書や厚生労働省に提出する報告書、薬事申請に関する資料の作成をする方のことを言います。

新薬の申請の際には、膨大な量の資料を報告書や申請書にまとめる必要があります。また、独特の書き方があるので、その点を理解した上でメディカルライターとして資料を作成することになります。

さらに、メディカルライターには、医薬品パンフレット・学術冊子などプロモーション資材の原稿作成などが依頼されることもあります。

メディカルライターは、専門的な知識をしっかりと身につけておく必要があり、医療関係の学会へ参加したり、医療関係者への取材など常に知識をアップデートしておかないといけません。

メディカルライターとして、正しく新しい知識をより正確に伝えるためには、論文の原著である英文の医学書なども理解することが必須となるので、ある程度英語も得意だとさらに有利に仕事をすることができます。

メディカルライターの年収については本当にピンキリで、多い人は年収1000万円以上もらっている方もいます。

ただ、メディカルライターとしてコンスタントに受注がなければ稼げないので、医療雑誌を監修する会社や製薬業界にコネやツテなどがないと稼ぎにくいです。

在宅ワーク2:医薬系の翻訳業務

医薬系の専門用語ってわかりにくい上に、幅広いので、普通の通訳だとうまく訳せないことがあります。そのため、医薬系ではある程度専門知識を持っている人に翻訳業務を依頼することがあります。

それが、医療系の翻訳業務です。通訳さんではなく、翻訳家という位置づけです。

もしも、あなたに薬剤師としての基礎知識と英語力があれば、医薬系の翻訳業務を在宅で受けることが可能ですよ!

実際に私もクラウドワークス経由で1件だけ請け負ったことがあるのですが、数枚の英語の文章を日本語に簡単にまとめただけで10000円ほどもらうことができました。

薬学系の大学や大学院で、英語の論文を読んでいた方ならある程度翻訳が可能だと思います。

医薬翻訳の料金相場は、1文字30〜35円となっており、他の業界の翻訳相場よりも高く設定されています。

薬剤師で英語も得意な方は、医薬翻訳業務を自宅で受注して働くこともぜひ検討してみてくださいね。

在宅ワーク3:オンラインの薬剤師業務

薬局のDX化により、最近ではオンライン処方箋が普及してきて、オンラインで患者さんに服薬指導をできる薬局が増えています。

そのため、在宅でオンライン専門の薬剤師として働くこともできます。ただ、まだまだ100%フルリモートは制度上も難しい状況です。

実際に私もオンライン専門薬剤師の求人を見てみましたが、100%フルリモートは不可となっていました。

オンライン専門の薬剤師ではなく、オンラインのかかりつけ薬局としてLINEなどで相談を受け付ける薬剤師(相談係)についてはすでにフルリモートで募集が始まっています。

違いとしては、処方箋に基づいて調剤するのではなく、症状を聞いて漢方相談を受けるのがLINEのかかりつけ薬局のようです。

お薬や病気について相談もできるそうなので、少し気になることがあれば、病院にかかる前に聞くことができるのが患者さんにとってはメリットですね。

LINEでの相談係としての薬剤師は、現時点でのデメリットは、土日の勤務が必須なところです。ただ、できるだけ在宅で働きたいと考えている薬剤師さんにとっては選択肢の一つとなると思います。

今後、オンライン服薬指導がさらに当たり前になってくれば、100%フルリモート薬剤師も可能になるかもしれませんね。

そうするとお子さんがいるママ薬剤師も、今より圧倒的に働きやすくなると思いますので、早く実現してほしいです。

【実例】ママ薬剤師は在宅ワークは可能!

友人のママ薬剤師さんの中には、私と同じく旦那さんが転勤族のため、在宅ワークをしている人が何人かいます。

実際に、どんな風に働いているのか聞いてみたので、いくつかご紹介しますね。

実例1:メディカルライター

まず、友人のママ薬剤師A子さんは、メディカルライターをしています。

企業が新薬を国に申請する際の、申請書作成業務などを在宅で請け負っているそうです。子供の病気に左右されずに働けるので、結婚してから10年以上ずっと続けています

もともと結婚前に同じような職についていたので、そのまま在宅として受注させてもらえるようになったそうです。

忙しい時期とゆっくりできる時期があるそうですが、仕事も子育て優先で割り振られるので無理なく働けているそうですよ。

給料については、秘密と言われてしまったので、詳しい給料まではわかりませんが、1件あたりいくらという受注スタイルで仕事を受けているそうです。

扶養内で働いていると言っていたので、受注量を調節できるのもメディカルライターのメリットかもしれませんね。

実例2:在宅漢方薬剤師

また、別の友人のママ薬剤師B子さんは、在宅漢方薬剤師をしています。

在宅漢方薬剤師とは、LINEなどのリモートで症状やお悩み相談を受け付けて、その人にあった漢方をおすすめしたり、その内容を実際にオンライン処方ができる医師に伝えて処方提案をしたりする職業のことです。

市販の漢方であれば、必ずしも医師の処方箋がなくてもいいので、病院を介さずに患者さんにお薬を届けることができます。

保険を使って医師から処方してもらいたい患者さんの場合には、医師に伝えてオンラインで処方してもらうことになります。

そのため、その相談受付から、漢方の処方提案までできる在宅漢方薬剤師の募集がよく出ています。

今は漢方に詳しくなくても、研修などもあり漢方を学びたいと思っている薬剤師さんであれば応募することができます。

私の知り合いのママさんは、在宅漢方薬剤師として月20万円前後稼いでいるそうですが、そもそもその漢方の勉強をするのに100万円ほどかかっているそうです。

そのため、あなたが事前にある程度勉強のためにお金を使えるのであれば、選択肢に入れてみてもいいと思います。なかなか最初に100万円用意して勉強するのはハードルが高いですよね。

まとめ

今回は、ママ薬剤師さんの在宅ワークについてご紹介してきました。薬局や病院で薬剤師として働く以外にもママ薬剤師さんの選択肢は増えてきたと思います。

ママ薬剤師さんたちが、どんな状況で子育てをしているかにもよりますが、それぞれにあった仕事が見つかって、子育ても仕事も無理せず続けていけるのが理想です。

私は、今後薬局のDX化がさらに進みフルリモート薬剤師がどんどん普及していけば、ママ薬剤師も在宅ワークになり、子育てしながら働きやすくなっていくのではないかと思います。

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