ママ薬剤師として毎日働いているけど、給料も上がらないし激務だし・・・
転職したいけど、履歴書の志望動機に何を書いたら良いのかわからないし・・・
転職の志望動機に頭を悩ませて踏み出せないことありませんか?
こちらの記事では、ママ薬剤師くすこが実際に転職した体験談を元に
- ママ薬剤師の転職志望動機にはどんな内容を書けばよいか
- ママ薬剤師が実際に履歴書に書いた転職志望動機例文
をご紹介します。
そもそも小さい子供がいる状態での転職活動は難しそうと思っていませんか?
私も実際に転職するまではママ薬剤師の転職は難しいと思っていましたよ!
実際に私が転職の時に書いた志望動機も載せているので、履歴書を書く前にポイントをチェックすることができますよ。
子供が小さくても転職活動を成功させたいママさんはぜひ参考にしてくださいね。
転職パターン別のママ薬剤師用転職志望動機例文はこちらの記事にまとめています>>
Contents
ママ薬剤師の面接に受かりやすい転職志望動機のコツ
ママ薬剤師が転職しようと思った実際の理由としては、
- もっと家から近い職場で働きたい
- 職場の人間関係に疲れたので、人間関係をリセットしたい
- 今よりも働く時間を減らしたい
などが考えられます。
他の理由としては、給料面での待遇改善もあるかもしれませんが、給料交渉は薬剤師の場合には、転職エージェントが実際にはやってくれることが多いです。そのため、今回はそれ以外の志望動機を取り上げています。
転職面接の際に、企業側にお渡しする履歴書には、ご自身の志望動機をそのまま書かないように、うまく言葉を選んで書いていくことが重要です。
志望動機1:家から近い職場で働きたい
もしも、ママ薬剤師さんの転職志望動機が、「もっと家から近い職場で働きたい」という点だった場合には、
そのまま近いお店を探していたと伝えるのではなく、
- 実際に自分が住んでいる地域の医療に貢献したい
- 子供たちも地域の方たちにお世話になっているので、自分も薬剤師として地域の皆さんに恩返ししていきたい
など、
家から近い薬局だからこそ住民の皆さんと距離の近い薬剤師として働けることをアピールするのがおすすめです。
薬局側も経営の観点からもかかりつけ薬剤師を増やしていきたいので、地域の皆さんと交流を深めていける薬剤師さんは好印象を与えることができます。
今後、健康サポート薬局や地域連携薬局などもどんどん増えていくことを考えると、薬局としても地域の方の健康イベントなどにも参加する必要が出てきます。地域のママ薬剤師さんであれば、お子さんと通して知り合いも多いですし、薬局が地域密着型として展開していくためにも地域の人を採用できると言うのは薬局側にとってメリットになります。
ママ薬剤師さんにとっては、家から近く通勤時間が短くて済みますし、薬局側としても、地域に根付いた薬局運営をしやすくなるというメリットがあるので、ぜひ面接の時には積極的に地域医療に貢献していきたいと伝えていきましょう!
志望動機2:職場の人間関係をリセットしたい
ママ薬剤師さんが、今の職場の人間関係に疲れて転職をする場合には、あまり理由をそのまま言うのはおすすめではありません。人間関係の悩みはどこに行ってもつきまとうので、面接の担当者にすぐに人間関係でやめてしまう人というネガティブな印象を与えてしまいます。
人間関係で悩んで転職を考えている場合には、
- 色々な診療科を経験したかった
- 自分の興味のある診療科があるこちらで働きたかった
など、前向きな転職であることをアピールする方が相手に与える印象も良くなりますよ。
ママ薬剤師さんが転職を希望する薬局が受け付けている診療科を経験してみたかったという「前向き」な理由であれば、薬局側の採用担当面接官の方の受け取る印象も全く違ってきます。
もし、ママ薬剤師さんが転職を希望する薬局の門前病院が大学などで詳しく勉強していた診療科だったら、尚更転職を受け入れてもらいやすくなりますよ。
私の先輩も病院の人間関係に疲れて転職する際に、病院勤務時代に担当していた腎臓内科がメインの薬局を選んでいました。さらに前向きな転職であると伝えたことで、保育園児を含む3人の子持ちでの転職に無事成功して、年収もアップさせていました。
志望動機3:働く時間を減らしたい
フルタイムで働くよりも少しペースを落として、子供たちにもしっかり向き合う時間を取って働きたいと考える場合には、一緒に理由を伝えることで理解を得られやすいです。
例えばですが、お子さんが不登校になってしまったや中学・高校受験を前にサポートしたいなどです。
特に人事担当がお子さんがいらっしゃる場合にはかなり理解を得やすいです。面接官の方も家族やお子さんがいると状況がわかるので、こちらの状況をしっかりと理解もらった上で働き始めることができます。
以前、お子さんのいない方に面接して頂いて入職したことがあるのですが、面接の時の話と入ってからの話が全く違っていて、とても困ったことがあります。
保育園の閉園時間の関係で、18時に帰宅できる家から近い薬局を探していたところ、「うちは残業ないので18時に帰れます。」と言われて家から10分で行ける薬局に入職を決めました。
ただ、そのかたはお子さんがいらっしゃらないので、保育園の預けられる時間について全く知らなかったようです。そのため、実は残業が夜の8時過ぎまである薬局だったのですが、入職させてしまえばどうにかなると思っていたようです。
保育園の閉まる時間はこちらではどうしようもないので、入職後に再度保育園の時間について伝えたところ、保育園がそんなに早く閉まると知らなかったと言われました。事前に何度も保育園のお迎えがあるので、18時に帰れますかと確認していたにも関わらずそのような返答だったので、本当にびっくりしたことがあります。
そのため、その後からは面接官が説明する残業時間についてはあまり信用しないことにしています。
残業時間については、入職を決めるまでに自分でこっそりその薬局に数回見に行って、面接官が言っていることが本当かどうかをチェックするのが確実だと思います。
また、不安であれば店舗見学の時に、実際に働いている方に残業時間を聞いておいた方がいいです。薬局の面接官が本部の人の場合には、実際のリアルな残業時間を把握していないことも多いからです。
それでは、次からは実際に私が転職する際に書いた転職の志望動機例文をご紹介していきますね。
ママ薬剤師が実際に書いた転職志望動機例文はこれ!
私の場合には、転勤族なので必ず志望動機に転勤族であることは入れています。後々、トラブルになりたくないので、私は必ず転職の際にも転勤族であることを伝えて、理解して頂けた職場でだけ働くようにしています。
こちらが、私が実際に子持ちで転職した際に書いた履歴書の志望動機例文です。
私は結婚を機に〇〇を退職し、その後は複数の調剤薬局で正社員やパートとして勤務して参りました。夫の転勤にあたり前職を退職いたしました。
今回、〇〇に転勤し、働く先を探していたところ、御社の地域の方々に根ざした薬局運営に共感し、今回応募させて頂きました。
私自身も在宅に興味があり、今後在宅医療の勉強にも力を入れていきたいと考えています。御社で地域に根ざした医療を提供しながら、さらに在宅医療の一端の担えるように精進していきたいと考えています。
こちらは家から1番近い薬局に応募した時の応募文ですが、実際に応募する薬局のホームページを見たところ、1番最初のページに「地域に根ざした医療」と言うメッセージが書いてあったので、その文章を入れました。
この文章を入れたところ、「事前に会社のホームページを見てくださったんですね。ありがとうございます。」と人事担当の方から好意的なお言葉を頂きました。
そこで、私は在宅に興味があることや、子供たちと共に地域の方に触れ合っていきたいと考えていることなども面接で伝えました。
結果は、子持ちで転勤族でしたが即日「採用」となりました。今後の薬局では、かかりつけ薬剤師・かかりつけ薬局や在宅医療に力を入れていく必要があるので、私自身が認定薬剤師をとっていたこともかなりプラスに働いたと思います。
実際に、私も毎回転職希望先の面接官から
- 認定薬剤師の有無
- 在宅医療の経験の有無
を聞かれることが多いので、この2つを持っていることは、子持ちの転職を成功させるのにも役立つと思います。
まとめ
ママ薬剤師さんが転職を希望する際に履歴書にどんなことを書いたら良いのか志望動機の例文をご紹介しましたが、いかがでしたか?
子持ちでの転職だと採用してくれるところがあるのか不安になりますよね。正直に子持ちであると伝えたら不採用になるんじゃないかと心配になることもあると思います。
転職の際には、しっかりと自分の気持ちを伝えて、子持ちだからこその転職理由をうまく伝えることで、転職を前向きなものにしていくことができます。
転職に踏み出したママ薬剤師さんが、子育てと仕事を両立できる良い職場に出会えることを願っています。