私は根っからの理系で、小さい頃から理系科目が得意でした。実は、そんな理系ママであるくすこが、自分の子供を理系に育てるために、子供たちが2,3歳くらいから意識していることがあります。
くすこの上の子はすでに小学生になりましたが、算数と理科が大好きで毎回嬉しそうに100点を取って帰ってくるようになりましたよ。
私の子供たちは特別な勉強をしているわけではなく、学校の勉強と宿題だけしかしていません。上の子は塾にも行っていないですし、通信教育なども受けていません。
子供たちを理系科目が得意な子にするために、日常生活で小さいうちからできるどんなコツがあるのか、コツがあるなら知りたい!という方も多いのでは?
この記事では、
- ママ薬剤師が実践する子供を理系に育てる3つのコツ
- 子供を理系脳に育てるために絶対におすすめしたいイチオシ絵本
をご紹介します。
子供たちと楽しみながら理系脳を一緒にを伸ばしてあげたいと悩むママさんの参考になれば嬉しいです。
Contents
ママ薬剤師が実践!子供を理系に育てるコツは3つ!
ママ薬剤師の私は、子どもを理系脳に育てるために、3つのコツを意識してます。
- 子どもの疑問にはすぐ答えない
- 事実だけでなく必ず理由を伝える
- 日常の出来事と理科や算数を結びつける
それでは、実際に詳しく子供を理系脳に育てるための3つのコツをご紹介していきますね!
コツ1:なぜ?どうして?にはすぐに答えない
もし、あなたが子供を理系に育てたいなら、真っ先にやって欲しいのがすぐに答えを与えないことです。
私自身も子供達と話していると、よく「どうして?なんで?」と質問をされることがあります。
時間もないし、なぜなぜ攻撃に疲れて、すぐに答えを教えたくなりますよね!(もちろん、私もそうです!)
でも、その気持ちをグッと堪えて、私は子供たちに「〇〇ちゃん(くん)はどう思う?」と聞くようにしています。
もちろん子供たちだけでは、簡単には答えに辿り着きません。でも、子供たち自身が「なんで?どうして?」の答えを自分で考えることが少しずつ少しずつ理系脳を育ててくれます。
今はインターネットが発達していて、子供たちがPCやタブレットに「〇〇 なんで?」と打ち込むだけで、タブレット上にすぐに答え(らしきもの)が表示されます。
インターネットが普及して便利になり、自分自身で考える機会が減ってしまった子供たち!
ぜひ、私たち親との会話の中で、子供たちの「なぜ?の理由を考える思考力」を育ててあげましょう。子供たちの出した答えが合っているいるかどうかはそこまで重要ではありません。
子供たちが自分なりの仮説を立てて、考えてみるという過程が、理系脳には欠かせない論理的な思考力を育ててくれます。
コツ2:必ず理由を伝える
子供を理系に育てるコツの2つ目は、必ず理由も伝えることです。
子供が悪いことをすると、とにかく「こら!ダメでしょ!!」と理由も伝えずに怒りたくなることがありませんか?
でも、子供達は大人が思っているよりもずっとずっと賢いです。悪いことをしたら、頭ごなしに怒るのではなく、どんな理由でやってはいけないことなのかを一緒に伝えましょう。
私自身も悪いことをした子供たちに「こら〜!!!!」と大声を出して怒ってしまうことがあるので、できるだけ大きな声で威圧して怒るのではなく、落ち着いたトーンで叱るように心がけています。
上の子がまだ3歳くらいの時に、電車で靴のまま座席に立ちそうになったことがありました。まだ、上の子は3歳でしたが、「靴のまま上がったらシートはどうなるかな?次に座る人はどう思うだろう?汚れたシートに自分なら座りたい?」と繰り返し伝えていたところ、上の子は座席から外を見たい時には自分で靴を脱ぐようになりました。
ただ、「〇〇はダメ」ということだけを伝えるのではなく、子供自身に、
- ・なぜそれをやってはいけないのか
- ・ダメと言われたことをしてしまうと、その後にどうなってしまうのか?
を考えさせることが大事です。
親が子供に向かってダメという事実を伝えるのではなく、ダメな理由も伝えることで、同じようなことがあった際に、子供が自分自身で「これはやっていいことだろうか?」「これをやったらどんなことが起きるだろう?」と考えられるようになっていきます。
もちろんすぐには難しいので、根気強くやることが大事です。
一方的に親が子供に指示するのではなく、理由も必ず伝えて自分で考えさせることは、叱る時だけではなく、何かをお願いする時にも同じです。
親が子供に「これやって」というだけではなく、「〇〇だからこれをこうして欲しい」と明確な納得できる理由を伝えることで、子供たちは自分から進んで動いてくれるようになります。
親が繰り返し行動と理由を結びつけてあげることで、子供たちは自分で考えて行動する習慣を身につけることができるようになります。
コツ3:毎日の生活と算数や理科を結びつける
子供を理系に育てるコツの3つ目は、毎日の生活と算数や理科を結びつけることです。
理科と算数と聞くだけで、もう苦手〜!!!なんて理系に苦手意識があるママさんもいらっしゃると思います。
でも、ケーキを分ける時には、算数で習った分数が出てくるし、お風呂に入る時は体積や浮力などの理科が関わってきます。
ぜひ、お子さんと一緒にお風呂に入る時には、お風呂にぷかぷか浮いてるアヒルを見ながら「なんでこのアヒル浮いてるんだろうね?不思議だね!」と声かけしてあげてください。
たちまち目の前に毎日浮かんでいたアヒルさんがお子さんにとっては、なぜだかお風呂に浮かぶ不思議がたっぷり詰まったアヒルに変わりますよ!
実は、私たちの身の回りには、算数や科学で溢れているのですが、毎日忙しいと親も子供も気に留めずにスルーしてしまいます。そこで、毎日1つだけでも、子供達と不思議探しをすることをおすすめします。
子供たちと一緒に不思議を見つけたら、親と子供がそれぞれ不思議の原因を考えて、答えを一緒に考えます。平日が忙しければ、平日は親と子供それぞれで考えて、土日で親子一緒に答え合わせするのも楽しいと思います。
私も子供たちと道を歩いていて、赤く紅葉した葉っぱを見つけた時に、「どうして葉っぱは赤くなるんだろう?」と一緒に考えたことがあります。子供たちと一緒に葉っぱの色が変わる理由や仕組みを調べることで、理科への興味がさらに深くなったことを感じました。子供たちも目をキラキラさせながら謎解きを楽しんでいました。
子供たちとの不思議さがしは親子の触れ合いにもなりますし、「なんでだろう?どうしてだろう?」とまず自分で考えてみる癖を子供自身もつけることができます。
さらに、子供たちは自分で考えて導き出した答えを親に伝えることことで、誰かに自分の意見を論理立てて説明するという経験を積み重ねることができます。
私は、物事をきちんと理解するとは、ただ知識をインプットするだけではなく、自分の言葉で正しくアウトプットできるようになった時が本当に理解できた時だと思っています。
子供たちの理解をさらに深めていくためにも、子供のアウトプットとも言えるお喋りを親はどんどん聞いてあげましょう!
最初はたどたどしい説明だった子供たちが、少しずつ自分の考えや理解したことを筋道立てて説明できるようになってきます。ぜひ、親は作業の手を止めて、子供たちのたくさんのアウトプットを受け止めていきましょう。
ママ薬剤師がおすすめする理系脳を育てる絵本はこれ!
それでは、最後に私が1番におすすめする理系脳を育てる絵本をご紹介させてください!
私がイチオシする理系脳を育てる絵本は、学研の「はっけんずかん」シリーズの絵本図鑑です。
はっけんずかんはめくると絵が変わって、動物やものなどの仕組みがわかるようになっています。対象年齢は2-6歳と小さい子向けの本ですが、大人が一緒に見ても楽しめる絵本図鑑になっています。
普通のよくある図鑑と違って、子供がめくってわかる楽しさがあるので、図鑑としてだけではなくしかけ絵本のように楽しく読むことができます。
さらに、はっけんずかんはただの図鑑ではなく、クイズのような問いかけが載っています。そのため、親子で一緒に読みながらクイズ形式で読み進めていくこともできます。
えほんずかんの中に、お子さんへの問いかけがたくさん書かれているので、親が子供にどうやって声かけしてあげたらいいか悩まずにすみます。子供に読み聞かせをするのが苦手なパパにもおすすめしたい本です。
はっけんずかんシリーズは、2024年現在、
- どうぶつ
- のりもの
- きょうりゅう
- たべもの
- むし
- うみ
- しょくぶつ
- でんしゃ・しんかんせん
の8種類発売されています。
うちの子供たちは、はっけんずかん「たべもの」が大好きで良く見ていました。はっけんずかん「たべもの」には、美味しそうな写真がたくさん載っていて、大人が一緒に見ても楽しかったです。私は「今日は何が食べたい?」とめくりながら聞いて、夕ご飯の献立を決めるのにも使っていました。
ぜひ、色んなシリーズがあるので、お子さんの「1番好きなはっけんずかん」探してあげてくださいね。
まとめ
子供を理系脳にするコツをご紹介しましたが、意外と毎日の生活の中で実践できるものが多いです。忙しい毎日で時間を取れなくても、今回ご紹介した方法なら日常生活に簡単に取り入れることができるので、ぜひ試していただけたら嬉しいです。
日常に理系脳を育てる不思議はたくさん隠れています。
ぜひお子さんと一緒に、日常の不思議探しをして、親子で一緒に理由を考えて、親子でたくさんおしゃべりして、向き合って楽しんでいきましょう。
どんなことを話題にしたらいいかわからないと悩むママさんは、おすすめした「はっけんずかん」の中から、親子でお気に入りのシリーズを見つけてみてください。子供たちと一緒に眺めるだけでも楽しい理系脳育てに繋がっていきますよ。