私は薬剤師の資格を取るときに、今まででの人生の中で1番勉強したと思います。一緒に働いているママ薬剤師さんを見ても、結婚出産を経験しても、お仕事を続けて薬剤師として働き続けている方が多いですよね。
私自身もですが、私の大学の同級生もほとんどが結婚出産してもママ薬剤師として共働きで頑張っています。
私も保育園問題回避のために、下の子は11ヶ月、上の子は10ヶ月の時から保育園に預けて仕事に復帰して働いています。0歳児での保育園応募なので、二人とも希望の保育園にすんなり入ることができましたが、私自身も入ってからの1歳育児しながらのと仕事と家事の両立にたくさん悩んできました。
この記事では、
- ママ薬剤師の1歳育児中の正社員時代の家事育児スケジュール
- ママ薬剤師の1歳育児中のパート時代の家事育児スケジュール
- ママ薬剤師が家事育児と仕事の両立で大切にしている3つのこと
をご紹介します。
私は上の子は、正社員フルタイムで復帰、下の子は正社員フルタイムで復帰したものの挫折して、パート薬剤師になりました。
私も子供たちが少しずつ大きくなって仕事をしやすくなってきましたが、1歳の頃が1番大変だったように思います。両立に悩むママ薬剤師さんの参考になれば嬉しいです。
Contents
ママ薬剤師の1歳育児中の正社員時代の家事育児スケジュール
私は、上の子の時には、子供が11ヶ月の時に保育園に預けて正社員として仕事に復帰しました。私の住んでいる地域は保育園激戦区だったので、1歳児での保育園入園応募はかなり受かる確率が低かったです。そのため、上の子が11ヶ月の時に0歳児として保育園の入園応募を提出しました。
0歳児の応募は1歳児より少なかったので、上の子は希望通り家から1番近い保育園に入所することができました。
実際に、フルタイム正社員として仕事復帰した時の私の1歳育児中の家事育児スケジュールがこちらです。
5:00 | 起床、洗濯機のスイッチON |
5:30 | 自分の替え、身支度完了 |
6:00 | 洗濯ものを干す、朝ご飯を作る |
6:30 | 子供を起こして、身支度を一緒にする |
6:50 | 子供と一緒に朝ご飯を食べる |
7:30 | 保育園に向けて出発 |
7:45 | 保育園に預ける |
8:30 | 勤務先に到着、勤務開始 |
16:00 | 時短のため、退勤(と言いつつ、16:00に退勤できることなんてほとんどないので17:00頃退勤) |
16:45〜17:45 | 保育園へお迎え |
18:00 | 帰宅 |
18:30 | ご飯を作りながら食べさせる |
19:30 | やっとご飯が食べ終わる |
20:00 | お風呂 |
20:30 | 寝かしつけ開始 |
21:00〜22:00 | 子供就寝 |
21:30〜22:30 | 明日の保育園の準備、洗濯物を畳む |
23:00 | 子供の夕食の片付け、夫の夕食の準備 |
23:30 | 夫の夕食の片付け、少し休憩 |
24:00 | 就寝 |
上の子の1歳育児で1番大変だったのが、食事の準備と食事を食べさせることでした。子供用に小さくしたり、味を調節したりして、やっと作ったご飯を上の子はダラダラと1時間くらいかけて食べていることもありました。
のんびり食べる上の子は、時間がない朝でものんびりご飯を食べているので、せっかく作ったご飯の1/3くらいしか食べずに保育園に行くことも多々ありましたね。
上の子が1歳の時に働いていた薬局は、大きい病院の前だったので、一緒に働いている薬剤師さんが他にも4名いて、優しい方ばかりでとても働きやすかったです。
私が働いていた会社は大きい薬局チェーンだったので、子供が小学校に上がるまで時短勤務が16時までの時短勤務することができました。
ただ、勤務時間が16時までとなっていても、夕方は薬局も混むので、退勤時間付近に薬局が混んでいる場合には、退勤が17時以降となることもありました。
退勤が17時以降になると、上の子を保育園にお迎えに行く頃には18時以降で真っ暗ということも度々ありました。真っ暗な中で、上の子が保育園に一人で残っていて、お迎えに行くと大泣きして駆け寄ってきた時は、毎回申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
上の子が1歳の時に働いていた薬局は、先輩の薬剤師ママさんも多くいる職場だったので、育児への理解が大きかったのも働きやすかった点だと思います。
ママ薬剤師の1歳育児中のパート時代の家事育児スケジュール
下の子が産まれた時も、同じ会社に勤めていたので、下の子が10ヶ月の時に0歳児クラスで保育園に応募して入所して、私もフルタイム時短正社員として復帰をしました。
ただ、下の子は上の子よりも少し気管支が弱く、アレルギー体質だったこともあり、復帰しても毎週風邪をもらってきて発熱してしまうということを、保育園に入所して4ヶ月ほど繰り返していました。
週5日勤務のうちに、仕事に行けるのは2日くらいという日が続き、一緒に働く方達にこれ以上迷惑はかけられないと思い、正社員として働いていた会社を退職することにしました。
その後は、子供をお家で見ながら家庭育児をしていたのですが、ちょうど土日だけの薬剤師勤務の求人を見つけて、薬剤師としてのブランクも怖いので、土日メインのパート薬剤師として復帰することにしました。
1歳育児中のパート時代の家事育児スケジュールがこちらです。
平日は、専業ママとして、子供たちと公園に行ったり、お友達と遊んだりしていました。
土日にパートに行くときは、このようなスケジュールです。(夫に子供たちを預けて、9:00〜18:00の薬局勤務)
6:30 | 起床 |
7:00 | 着替え、身支度 |
7:30 | 朝ご飯食べて出発 |
9:00 | 勤務開始 |
18:00 | 退勤 |
19:30 | 買い物をして帰宅 |
20:00 | 夕食 |
20:30 | お風呂 |
21:00~22:00 | 寝かしつけ |
22:30 | 夕食の片付け |
23:00 | 就寝 |
私の勤務日は土日ですが、必ずしも土日どちらも出勤という訳ではなく、希望の土日を薬局側に伝えて働くという働き方でした。
ちょうど外出自粛の頃と時期が重なっていたので、お家時間が増えていて、土日に仕事をすることで、私自身も育児のリフレッシュになっていました。
薬学部に行くために奨学金を借りて返済していたので、奨学金の返済のためにも土日で働ける薬局はとてもありがたかったです。
土日メインで働いていると平日より時給もいいので、月に大体12万円くらいの収入を得ることができていました。
平日は自分で子供たちを見ているので、保育園代もかからず、フルタイムで働いている時より家計への負担が少ないくらいでしたよ。(実は、首都圏の2人分の保育園代は10万円近かったです。。。)
ママ薬剤師が家事育児と仕事の両立で
大切にしている3つのこと
私は子供たち2人が少し大きくなってきたので、現在はフルタイム正社員として働いています。
子供たちがある程度大きくなっても、インフルエンザや発熱などで急に職場に小学校や保育園から電話がかかってきて、お迎えに行かないといけない場合もあります。
子供たちが大きくなっても、家事育児と仕事の両立は難しいなぁとつくづく感じています。
私自身も家事育児と仕事の両立を始めて9年目ですが、毎日が試行錯誤です。そんな中でも、私が家事育児と仕事の両立のために大事にしていることが3つあります。
それは、
- 常に職場で一緒に働く方に感謝を伝える
- 寝るときに子供たちに感謝を伝える
- 家事は手抜きを取り入れて頑張りすぎない
です。
その1:常に職場の方に感謝を伝える
子育てママが会社で働いていると、保育園からの急な呼び出しなどで仕事の途中なのに退勤しないといけない場面が絶対に出てきます。
親が近くに住んでいて助けてくれるなどの状況であれば親にお迎えをお願いすることもできますが、転勤族の場合には頼れる両親が近くにはいないこともあり、子供のお迎えなどをママが対応することも多いと思います。
そのためにも、私はいつも一緒に働いてフォローをしてくれる職場の方にはいつも感謝を伝えることを心がけていました。
お休みが長くなると職場にお詫びのお菓子を持っていくなどした方がいいのかな?と考えたこともありましたが、それだと同じママ薬剤師さんもそうしないといけなくなり、次の世代のママ薬剤師さんもそうしないといけないという習慣ができてしまいそうだったので、休んだらお菓子を持っていくということまではしていませんでした。
その代わり、土曜日など夫が家にいて、退勤に時間的な余裕がある時は、いつもフォローしていただいている分を返せるように残業をして働いていました。
同じ職場には、結婚して妊活している方達もいたので、次の世代の働くママさんたちが苦労しないためにも、私自身働く時間内にできることはどんどんやる精神で9:00〜16:00までほとんど立ちっぱなしで働いていました。
1歳育児を乗り越えられたのは、職場の皆さんの理解のおかげだと思っています。そして、自分自身も今後の1歳育児を両立するママさんをフォローする立場になれるように頑張っていきたいと思っています。
その2:寝るときに子供たちに感謝を伝える
大人が職場で働いている間、子供たちも寂しさに耐えて保育園で頑張っています。
私も小さい頃、保育園に預けられていたのですが、当時の記憶がしっかり残っています。空が暗くなってきて、ママはいつ迎えに来るのかな。。と思いながら寂しい気持ちを堪えて待っていました。保育園は楽しかったので、いやではなかったのですが、あの空が暗くなっていく感じはとても嫌いだったことを鮮明に覚えています。
そのため、子供たちには寝る時に、「今日も頑張って保育園に行ってくれてありがとう。〇〇ちゃんが頑張って保育園行ってくれているから、ママとパパはお仕事できているよ。」と伝えるようにしています。
最近は、我が家の上の子も小学生、下の子も年長さんと大きくなってきましたが、行く前に必ずぎゅーっと抱きしめて行ってらっしゃいと言っています。
私自身も子供たちのおかげで仕事を頑張れているので、子供たちにはいつも感謝しています。
その3:家事は手抜きを取り入れて頑張りすぎない
私も正社員として仕事に復帰した最初は、家事も育児も全部全力で頑張ろうと気合を入れていたのですが、全部完璧にやろうとして、かなり睡眠時間を削ってしまっていました。
ある日、私があまりに眠たくて一瞬気を抜いた時に、1歳半の下の子がばーっと走っていってしまって、階段から転げ落ちたことがあります。
運よく下の子は大きな怪我にはならずに済んだのですが、私はその時に何よりも子供の命が大事だと考えを改めました。
少しくらい家が散らかっていても死なないし、少しくらいご飯が手抜きでも美味しいし、それよりも家族が怪我なく元気に暮らせる方が大切なので、どんどん手抜き家事をすることを取り入れました。
- 毎日着る服はアイロンをかける必要がないものにして、アイロンがけは極力しない
- 下着類は指定の場所に放り込むだけでOK
- 副菜は平日にまとめて作り置き
- 凝った主菜は平日は作らない(炒める、煮るの1工程で済むもの)
- フローリングの掃除は、平日はクイックルワイパーをさっとかけて、休日に掃除機をかける
私は、手抜き家事を取り入れるために、よくサンキュ!という主婦の雑誌を参考にしています。薬局でのお昼休みに見て、家で実践することが多いです。
私は、自分と家族のためにも、今後もどんどん積極的に手抜き家事を取り入れて行こうと思っています。
まとめ
フルタイムでもパートでも働いていると家事育児と仕事の両立に悩みますよね。私も周りのワーママさんたちは全部頑張っているように見えるのに、自分は両立できないなんてダメな人間なのかなと責めてしまうこともありました。
でも、自分一人だけで完璧に両立するなんて無理なので、頑張りすぎずに肩の力を抜いて、手抜き家事や周りの力を借りながら両立していきましょう。
私自身も、苦労してきた先輩ママさんたちや下の世代の子たちにたくさん助けて頂いたので、自分の子供が大きくなってフォローできる側になったら、子育てママさんたちが働きやすくなるようにたくさんフォローしていきたいと思って働いています。